2002年9月 博士(文学)学位取得者 現在、北京大学教授
北京大学教授 王頌 2002年9月 博士(文学)学位取得
私は1998年から2002年まで本学に留学していました。そのきっかけは故鎌田茂雄先生の存在でした。鎌田先生は世界的にも有名な中国仏教研究の大家でいらっしゃいましたが、大学時代に御著書を拝読し、先生が本学にいらっしゃることを知り留学を決意しました。
大学院だけの小規模の大学であることに対して当初は少し不安がありました。しかし、諸先生方のご指導をいただいたことは私には極めて大きな幸運でした。
鎌田先生のほかにも、故平川彰先生をはじめ、原實先生、今西順吉先生、木村清孝先生などの日本の仏教学の最高峰にある諸先生が教鞭をとられていて、少人数の学生を丁寧に指導されておられました。これは他の大学では想像もつかないことです。
本学では文部科学省の助成を受けた学術フロンティア事業や、戦略的研究基盤形成支援事業が進められています。世界中の研究者がその最先端の研究成果に注目しています。
また、2010年には綺麗な新校舎に移転し、設備もさらに充実しました。
私は博士号を取った後、落合俊典先生のご指導のもと日本学術振興会の外国人特別研究員として二年間研究を続けていましたが、2005年に北京大学専任講師の職を得ました。その後2008年に副教授に就任し、現在も北京大学で研究を続けています。これはすべて本学および諸先生方のお陰です。
仏教研究を志す若者がどんどん本学に入学することを祈念しております。
王頌さんは、2002年9月、博士(文学)の学位を取得され、現在は北京大学教授としてご活躍されています。