国際仏教学大学院大学
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    出版物  


『古写経研究の最前線―シンポジウム講演資料集成―』

 本書は、本学学術フロンティア最終年度にあたり、平成17~21年度の研究成果を総括し、過去5年間のシンポジウム資料集を合冊したものです。日本古写経研究を中心に、国内外の第一線の研究者による最新の研究成果を一書にまとめました。古写経研究の現状と展望を把握できる、古写経研究者必読の書です。シンポジウム案内で要旨を紹介しています。
      【内容】

2005年度
・徐 時儀(上海師範大学教授)
 「玄應『一切経音義』の流伝と版本の考察」
・高田 時雄(京都大学人文科学研究所教授)
 「音義の歴史から見た玄應音義」
・衣川 賢次(花園大学教授)
 「日本と中国の古写経による仏典校訂の試み
 ー法句譬喩経を例としてー」
・方 廣錩(上海師範大学 教授)
 「敦煌遺書と奈良平安写経の異同」
2006年度
・C. ウィレメン(ベルギー 王立海外学アカデミー会員)
 「ダルマパダの漢訳諸本について」
・K.L. ダンマジョーティ (中国 香港大学教授)
 「漢訳『法句経』原典の言語とその部派帰属について」
・今西 順吉 (日本 国際仏教学大学院大学教授)
 「金剛寺本阿含経について」

・L. シュミットハウゼン (ドイツ ハンブルク大学名誉教授)
 「『楞伽経』第八章に関する文献学的所見」

2007年度
・木村 清孝 (本学教授・学長)
 「仏教におけるテキストとその媒体」

・下田 正弘 (東京大学大学院教授・大蔵経テキストデータベース研究会代表) 
「仏教学デジタル・アーカイブの構築に向けて
・釈 恵敏(台湾 法鼓仏教研修学院校長・国立台北芸術大学教授・中華電子仏典協会主任委員)
 「A Study on Creation and Application of CBETA(Chinese
  Buddhist Electronic Texts Association) Electronic Tripitaka
  collection (Version 2007)

・落合 俊典(本学教授)
 「漢訳仏典研究の新たな視座
2008年度
・三宅徹誠(国際仏教学大学院大学附置国際仏教学研究所非常勤研究員
「金剛寺蔵保延四年写本より見た日本における『無量寿経優婆提舎願生偈註』の伝承

池 麗梅カナダ・ブリティッシュコロンビア大学アジア研究科博士課
「国際仏教学大学院大学蔵『摩訶止観』巻第一の系譜について」
赤尾 栄慶
京都国立博物館学芸部企画室長・京都大学大学院客員教授)
「国際仏教学大学院大学蔵『摩訶止観』巻第一の書誌学的研究」
・シルヴィオ・ヴィータ(イタリア国立東方学研究所所長)

「諸視点から見た中世中国における文物としての一切経」
・陳金華(カナダ・ブリティッシュコロンビア大学教授)
「或る中国文献の日本における運命」
・高田時雄(京都大学人文科学研究所教授
「高宗期における『西域記』テキストの変改について―日本古抄本による検証」

■2009年度
・今西 順吉(国際仏教学大学院大学教授)
「『中論』成立の背景」
・落合 俊典(国際仏教学大学院大学教授) 
「日本古写経データベースと漢訳仏典研究」

林寺 正俊(国際仏教学大学院大学学術フロンティア研究員)
「日本古写経の系統分析-『中阿含経』を例として-」

・杉本 一樹(正倉院事務所長)
「正倉院事務所による聖語蔵経巻デジタル化事業について」
・ジャン=ノエル・ロベール(フランス高等研究院教授/国際仏教学大学院大学客員教授)
「『正法華経』「信楽品」から見た竺法護の翻訳の方法」


       
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