平成20年度国際仏教学研究所客員研究員

平成20年度国際仏教学研究所客員研究員(2008年9-11月滞在予定) Orna Almogi 氏は、
2006年ハンブルク大学でチベット学のPhD試験に合格しました。博士論文は11世紀の学者Rong-zom Chos-kyi-bzang-poの論書を扱っています。この論書はインド仏教文献に見られる、仏陀の状態に関する諸概念、特に「仏陀がgnosis (ye shes) を持つか否か」という論争に言及しています。

現在は、ハンブルク大学アジア・アフリカ研究所インド・チベット学科PD研究員として、ドイツ学術振興会(DFG)助成「アジア・アフリカの写本文化」学際研究プロジェクトの枠内で「古タントラ (rNying ma rgyud ‘bum) 写本コレクション: 変異の調査」というプロジェクトに従事しています。