平成19年度国際仏教学研究所客員研究員
李際寧氏は、中国国家図書館善本特蔵部研究員です。
1960年江蘇省南京市生まれ、1983年蘭州大学歴史系歴史学専攻を卒業しました。長年、中国国家図書館善本部に勤務し、敦煌文献の整理研究や、佛教大蔵経と古典籍版本の研究に従事、『中国国家図書館蔵敦煌遺書』整理編纂プロジェクトに参加しています。1997年12月から1998年5月まで龍谷大学を訪問しました。
主要な個人研究の成果は以下の通りです。
単著:『仏教版本』(中国版本文化叢書)、『中国佛教学者文集―佛教大藏経研究論稿』(宝慶講寺叢書)、論文:「金蔵新資料考」(『蔵外仏教文献』第3集)、「關於”西夏刊漢文版大藏經”」(『文献』2000年第1)、「敦煌莫高窟北區B53窟出土漢文<華嚴經>版本考」(中日敦煌佛教學術會議論文,『戒幢佛學』第2巻,嶽麓書社,2002年)、「關於旅順博物館舊藏大穀光瑞本敦煌遺書」『草創期の敦煌學』(高田時雄編,京都,草創期の敦煌學國際研討會論文集,2002年12月,東京知泉書館出版)、その他