略歴
東京大学 人文社会系研究科・アジア文化研究専攻・印度文学・印度哲学・仏教学専門分野 博士(文学)学位取得(2006年3月)
専門分野・研究テーマ
中国中世仏教史、大蔵経史の研究。
主な論著
著作
『石山寺一切経本『続高僧伝』巻八:翻刻と書誌学的研究』、横浜:鶴見大学仏教文化研究所、2014年。
『唐代天台復興運動研究序説――荊渓湛然とその『止観輔行伝弘決』』、東京:大蔵出版、2008年。
論文
「《高王經》的起源──從“佛說觀世音經”到“佛說高王經”」(中国語)、『佛學研究』2018年第1期、161-180頁、2018年。
「《高王觀世音經》的源流和傳承」(中国語)、『隋唐宋辽金元史論叢』第8辑、59-96頁、2018年。
「西明寺時代の道宣伝―顕慶・麟徳年間を中心として―」、『日本仏教綜合研究』第15号、113-143頁、2017年。
「『続高僧伝』のテキストとその特色」、韓国金剛大学仏教文化研究所編『地論宗の研究』、国書刊行会、385-410頁、2017年。
「道宣の前半生と『続高僧伝』初稿本の成立」、『日本古写経研究所研究紀要』創刊号、65-95頁、2016年。
「青年時代の道宣伝―『含注戒本疏批文』に基づく再考―」、『佛教史学研究』第58巻第1号、1-26頁、2015年。
「『続高僧伝』研究序説―刊本大蔵経本を中心として」、『鶴見大学仏教文化研究所紀要』第18号、203-258頁、2013年。
「梁粛撰「台州隋故智者大師修禅道場碑」研究序説」、『南都仏教』第88号、69-89頁、2006年。
「『国清百録』の完成年代に関する一考察―隋煬帝と天台山教団との交渉をめぐって―」、『印度哲学仏教学』第12号、68-85頁、2005年。
「敦煌写本『維摩詰経解』」、『印度学仏教学研究』99(50-1)、235-237頁、2001年。
教育・研究方向
日本各地の古刹に珍蔵されている写本一切経・刊本大蔵経が文献資源としてもっている潜在的な力を充分に発揮させ、東アジア仏教文献学、仏教史学はもちろんのこと、その他の関連する研究領域の飛躍的発展に貢献させることを、斯学に従事する者として真摯に取り組んでいます。
担当科目
- 外国語仏教学論著講読
- 東アジア仏教文献学研究
- 東アジア仏教文献学演習
- 論文指導
- 仏教学特殊研究
メールアドレス: chi-limei<>icabs.ac.jp
(ご連絡の際は「<>」を「@」に変えてください)